2009年10月10日

 10月10日は旧体育の日、一年間で晴れる確率が一番高い日、そして毎年M,O君といっしょにキノコ採りをする日でもあります。

しかし、今年は既にM,O君とのトラボは終り、キノコの発生時期も1〜3週間も早かったので、はっきり言って ”今日採れるキノコはな〜い!” 

それでも週に1回は山の様子を見ないと気が済みません。 どうせ今日のキノコは期待できないから、ゆっくりと山歩き(と言うより、山登り、藪くぐり)を楽しんでこよう っと。
朝8時、山小屋に到着、玄関から外を眺めてみると・・・
内のじいさん、また何か始めたわ・・・ 

カメムシとボロボロなタビ

今年で限界だなぁこのタビも・・・   ご苦労様
直径約80センチのブナの倒木、山の上の方から見下ろしたところ

エゾハリタケ

 ここの山にはもちろんブナの木は沢山ありますが、倒木に発生するキノコと言ったら、まっ、サルノコシカケかマスタケくらいなもの。

しょうがねぇなぁ、一応気の周りを見てやるか!

すると、 ”おっ  ヌケオチじゃん!” (別名エゾハリタケ、あっ逆でした)

ゴミが付いているのか、虫が付いているのか、ちょっときたないですが、本日初GET!。
木の股に発生したヌケオチ君、このアングルが限界です

コフキサルノコシカケ

アカウロコタケ

ニカワチャワンタケ

通常木に群生するキノコ、めずらしくひとりぼっち
リュックが空っぽでも採って帰りたくないキノコです

エゾハリタケ

もうひと株見つけました こちらはきれいです
良かったねぇ 撮ってもらって、 普通私の眼中にははいりませんから
ふたつ合わせたエゾハリタケです
さすがハリタケ、裏側はブナハリタケとよく似ています

ナメコ

 ここの場所は何年も前からM,O君と来ている所です。

この山では珍しくブナの倒木にナラタケが毎年発生していました。
私がキノコ採りを始めた頃には既に倒れていたので、10年以上は経過した古い倒木です。

その木に昨年、初めてナメコが姿をあらわしたのです。
去年のキノコ合宿は丁度一年前の10月11日からで、その時は手で採るには小さ過ぎる程の大きさだったのでカッターで切り取りました。

”今年は昨年よりも秋が早いので丁度いい大きさになったはず!”


しかし予想したナメコはご覧の通り。 先週来れば良かったっす。

アケビ

マイタケ

先週のマイタケは木の右側に、そして今週は・・・
先週残してきた小さな株、大きくなって見事GET! 誰も来なかったんだねぇ

シロナメツムタケ

帰り道、道端(ちゃんとした道が有るわけではないが・・・)に
多くの発生はありませんが、かと言って旨いキノコではないけど、食えます

チャナメツムタケ

今度は道端の逆側にチャナメちゃん  このキノコは結構杉林の湿っぽい所に出てますよ

スギエダタケ&イタチタケ

バックコーラスはイタチさん達で〜す
キノコの ”クールファイブ” と名付けましょう!

丁度お昼、山小屋に戻ると師匠がうどんを煮ていました

今日のメニューはうどんのつけ麺と、すき屋の鶏どんです
早速採りたてのチャナメ達を洗って、たまたま有ったシーチキンと醤油で煮込みます

昼食後・・・

山小屋の裏の斜面に(杉林内)あるホダ木、約100本
昨年春(2008年5月)ナメコの菌をつけたナラの木です
これも師匠手づくりのものです
 先日M,O君が言っていました。キノコのホダ木をたたいてやるとキノコが出易くなるって。

これは私もテレビで見た記憶がなんとなくあったので、今回チャレンジしてみました。

細い木は左右の端を ”ドーン ドーン” と2回、太いヤツは3回気合いを入れてやりました。
昨年の栽培ナメコはまるっきり不作だったので今年こそは・・・と思っています。


もしこれで大発生したなら、来年からは山にかついで行って天然の木を ”ドーン ドーン”やってみようかな!?

山小屋の小屋の中は!??

山で生活しても何不自由ないくらい、いろんな物がそろっています
大工道具にバイク自転車ゴザにザル、天井にはサーフボードまでが・・・

おい! お前も手伝え!!    午後はじいさんの土方仕事の手伝いになりました。

この年でこんなに腰が強いじじーはあまりいませんよ!
私は上の道具で砂利運び、20回くらい運んだかなぁ
ジャリをならしてひとまず完了
いったい今度は何をする気なのか!??    つづく