2007年9月29、10月6日

2007年10月6日

寒いせいか棒でつっついても動きは鈍かったです。威嚇なんて力はなかった!

ざんね〜ん! 銭形のとっつぁんジュニアでした。

ずいぶん小さいマイタケだこと・・・ でもちょっと違うなぁ 3年前はこんな感じ

 と言うことは、自分しか知らないあの木にも出ているはず!!  と、足早に行ってみると・・・

 調子づいてきたいとみち君、足の動きも軽やかにまたもやマイタケをゲット。

でもやっぱり今年は普通とちゃう! ここは9月の初めに ”しろふ” が発生する場所なのに・・・
3週も遅れて ”かけふ” とは・・・     
                                  でもかけふの方がうまいからいいや!
天然のいいところはこの太い茎。 これが旨い!っす。
ミズナラの根っこの隙間から顔を出していたマイタケ。
 3週連続、山を上った!下がった! そして念願のマイタケとついに会うことができました。
先週は幼菌もありませんでしたが1週間でここまで成長したんですね。

山をさわいでいると新しい足跡があちらこちらにあって、気分的には良いものではありませんが、キノコ採り人はみんな見えない敵と戦っている訳なんです。
そしてたまに見知らぬ人と出会っても、”ずいぶん採れたね!? 何採ってきたの?” と聞かれても応えは、”全然ダメだ〜 中はカッパとカメラだ〜” と。 そして ”東の方から採って来たか?” と聞かれれば、応えは当然 ”西”。
これが 山根性 と言うものです。 わかっているくせにそんなこと聞くな!っちゅうの。
やっとみつけたど〜〜!!、数年前のここと同じ場所です。
 スギヒラタケと言えば、数年前に世間を騒がせた話題のキノコです。

あれ以来スーパーでこのキノコを見ることはできなくなってしまいました。 それまで1パック300円もの値札を付けられ大きな顔をして店先に並んでいたのに、あの事件からドク呼ばわりされ本当にかわいそうなキノコです。

例年この時期マイタケと発生時期が重なるため見向きもしなかった私ですが、今年は少し採ってみました。

でも、これを食べて死にたくなる人は食べてはいけませんよ。 

見た目もいいし、まーまー旨いキノコですよ。
特に古くボロボロのスギの木に発生します。

スギヒラタケ

 キノコの本を開いてみると、”強靭で食用に適さない” と書かれています。
確かに強靭です。根本からもぎ取ろうとしても力を入れないと採れないし、キノコ自体もなんかゴムパッキンみたい。

本では食用に適さないとありますが、内の師匠婦人によると結構いいダシが出るって言ってました。やっぱ、オオワライタケも食べる部落出身者はチャレンジ精神がちがいますねぇ。(それだけ貧しい生活だっただけか〜!?)
いつもこの様に群生しています。
その名の通り足が黒いからアシクロタケです。

アシグロタケ

食感は魚のマスの様です。
今が食べ頃のマスタケです。
 山の急斜面を下って来ると何やら赤いものが見えてきました。 多分赤い落ち葉だろうと近づいてみたらこれこそ食べ頃のマスタケでした。
あんまりマスタケって倒木には発生しないと思うんですが珍しいと思います。 それもこの倒木ってブナかなぁ? イタヤカエデかなぁ?

料理する前の生の臭いはけして旨そうには思わないですけど(変!!)、幼菌のうちはマイタケといい勝負するくらい旨いキノコです(油炒め)。
でも大きくなると味の方は、一口食べて・・・ ”ふざけんなよぉ!!” とちゃぶ台をひっくり返したくなる感じですね。

ちなみに内の子ども達は高1と中2になりました。 只今マスタケと同じように大きく成長しておりま〜す。

マスタケ

 このキノコほど ちょうどいい食べごろ に出くわす事の少ないキノコはありませんね。

見た目、 ”おっ ちょうどいいじゃん!!” と撮影を終わらし、根本からグッと採ってみるとやっぱり中がとけていました。 ガクッ! 

おかげで素手がヌルヌル状態、いつもの様にこの ”役立たず” をおもいっきりぶん投げてやりました。  へへ〜んだ!!
山をさわいでいるとたまに見かけるキノコです。

ハナビラニワカタケ

おっ 倒木に・・・
 10月の第1週と言ったら一番うまいレベルのマイタケ(くろふ)の週です。

今年の様な異常気象ではあまり期待はできませんが、体力が有り余っている今のいとみちは気合が違います。
先週以上にホームグランドをなめる様にさわいで来ました。 

この場所は普通先々週に発生するはずなのに・・・ 残暑が厳しくてすっかり出遅れてしまった感じです。
今日は10月3連休の初日なので、今日は採らないであと2日待ってみようか・・・それとも・・・  としばらく葛藤。

”見つけたキノコをもう少し大きくして後からゲットしよう” と思うのは当然の考えですが、山のライバル達にはそれは通じません!! 期待を大きくして2日後に行って、誰かに採られた後だったら悔しい思いをするのでぜ〜んぶ採ってきました。 ハ ハ ハ
あと4〜5日経てば・・・ う〜
ミズナラの根本にやっと幼菌が発生。
 秋が近付いたからではありませんが・・・ 最近会社からの帰宅が早くなってウエイトトレーニングやランニングをしているせいか、山登りをしても疲れを感じなく(休憩すること自体面倒くさいぐらい)、いっきにマイタケのポイントをまわってきました。

例年運動不足の私がいつもとは違う事をし始めたせいでしょうか、私が知っている木はほとんどチェックしてきたのに収穫はさっぱりダメでした。
この時期こちらではマイタケ以外のキノコはいまいちなので、マイタケが空振りと言う事は ”骨折り損のくたびれもうけ”。

でもなんとか一株はゲットしてきましたが、俺は満足せんぞ〜!!
7年ぶりの発生にびっくりしました。
2001年あのMO君が見つけた木に・・・
 2007年9月29日、この日もマイタケ狙い!

先週は一般人が日頃食べているスーパーマーケットレベルを一株だけでした。

さて、今日はどんな発見があるか! 楽しみです。