感想
近年見つけたと言う師匠の秘密の場所に連れて行ってもらって・・・
普通ゼンマイは沢の崖ぷちみたいな所に発生するのでとても危険なのですが、ご覧の様な杉の若木があるなだらかな斜面なのであまり疲れませんでした。それに車から歩いて30分位から採れるので70歳のじいさんには絶好のロケーションだと思います。
とは言ってもいつもは師匠ひとりでここに来て、今日以上に収穫する(2往復しないと無理)のですから、今の自分にはマネできません。(いや したくありません!)
いい汗をながして飲んだ水、腹ペコペコで食べたおにぎり、肩に食い込むほどの収穫、最高の一日でした。
春山はこんな感じで歩きまわっています。
大きいリュック2つ、35Kgはあるかな!?
傾斜のある所の方が背負い易い!
車を降りてから約6時間、二人の収穫です。 中身はゼンマイ、ワラビ、ウドです。
今回は二人なのでゆっくり採ることが出来ましたが、これ位の量を採るのにひとりだったらおしゃべりする暇が無いくらい忙しいと思いました。(ひとりでおしゃべりするわけね〜か!)
こちらが師匠の分。
私がゲットして背負って来た分。
数日前、包帯のバカでかいヤツが家にありました。かあちゃんに聴いてみると師匠からのプレゼントとか。 何だろう!??
そして山菜採りの前日、明日の準備をしているときやっと気づきました。 テンゴを背負う帯だ〜 っと。
当日、山を登りながら帯の件を聞いてみると、これは私の姉がお産の時にしていた腹帯と言うことでした。
思い出の品物なので、捨てるに捨てられなく20年近くしまっておいたものらしいいのですが、その頃師匠が新しい帯をさがしていたのでもらったそうです。(人の役に立てればタンスにしまっておくよりも有意義に使ってもらった方がいいと姉はおもったのでしょう。
が、お産の腹帯の為、しっかりと ”寿” の文字が・・・
テンゴを帯で背負う師匠。 おっと、帯に ”寿” の文字が・・・
キノコ採りはリュックひとつを持っていけば十分ですが、山菜は量的に沢山採れるのでリュックだけでは足りません。
一番いいのはテンゴと帯です。 この二つがあればどんなに採っても背負って来れるそうです。(師匠は普通山を2往復するのでその他に麻袋を2枚持って行きます)
このHPで何度も師匠のことを紹介してきましたが、やはり山菜の季節になると町内でもうわさになるぐらいゼンマイは採って来るので、翌日家の前にはゴザが10枚ちかく並びます。(ゼンマイを干して揉むため)
では、まずは息子の私がお供してこれ位の量をどうやってゲットしてくるのかレポートしてみましょう!