こんな時に帽子を忘れてしまった!!
マツタケ
1998年10月、友人に連れられ初めてマツタケ採りに行きました。マツタケに関しては全国的かは知りませんが、こちらでは ”守り山” と言って他人が入らない様に山にビニールテープを張っていたり、それからお金を払ってマツタケ狩りをする所も有ります。
はっきり言って私のきのこ採り哲学から言うと、”ふざけるな!!” と、声を大にしたい。
きのこ採りってーもんはなー、お金を払ってするもんじゃねーんだっちゅうの。
この写真は守り山ではなく、お金を払わなくてはならない山なのですが、シーズンが終わって管理人もいなくなった時期でした。(友人の知り合いの山だから大丈夫)
半日さわいでやっと見つけた1本。タダだったからうれしかったー!
以外な所に出ていいるもんですな〜。
トンビマイタケ
ヒラタケ
別にひらたけを採るのがしんどい訳はないのですが、この日は本当にギブアップしました。師匠である父の話しによると、このきのこは ”かんたけ” と言って(ひらたけだと思う)秋に出て翌年の雪解けまでブナの木の上の方に出ているとの事。
数年前からこの話しは聞いていたので2001年4月、天気と気温をみて早朝に出発しました。春先の雪は朝方凍るので(凍み雪渡り)かんじきを履いて心ウキウキ歩き出したものの・・・
”1時間も歩けば向こうの峰に着くから” と軽く言う師匠の話しをうのみにしたのが大きな誤り、途中暑くてTシャツ姿になるほどだったのに、山頂付近まで登ったら今度はブルブル寒いし、初めてのかんじきだったので足が疲れてしまい,(上へもち上がらなくなってしまった)とうとう目的地まで着かないうちに3時間の山登りは辞めてしまいました。
結局カップラーメンを食べに山登りをしたみたいなもので、何も採らずにまた2時間半かけて下山してきました。
それにしても、案内人の70歳近いじーさんは、すげーなーと思いました。さすがわたしの師匠!鍛え方が違う!!
なんと言っても、きのこ採りで一番しんどいのはトンビマイタケでしょう。こちらでは ”トビタケ” と呼んでいます。夏の暑い時(お盆)に出るきのこで、暑ければ暑いほどロケーションはグー!で沢山採れます
でも夏の山と言えば ”めじろ” がいっぱいて(大群)、すんごくひどいのです。時には気が狂い出しそうになるぐらいブン、ブン、ウワン、ウワンと身体の至る所めがけて攻撃してきます。そしてその場で ”たのしい昼食会” なんてとんでもない!全身を常に動かしながら(めじろを身体に留まらせない為)おにぎりをほうばるしかないのです。
つまり ”トビタケ採り!” は、とても暑いし、顔中をめじろからボコボコにされるので、二度と行かなくていいと言う人も沢山います。
私は何故か人が嫌がるほどファイトが出てきて、とてもおもしろし、ひどければひどいほど見つけた瞬間と採った喜びは・・・。
ヒ・ミ・ツ