1999年9月、ご覧のように意欲マンマンの私は、鼻の穴を大きくして ”役員帽子” をかぶっています。
 でも、こんなクラスのホウキタケでは、工場長も泣いてしまいますよネ。
 はっきり言って、この日は ”ナラタケ + 何か採れればいいなぁ” 位の入山だったので、もちろん帽子は ”主任用”。
ととところが、ご覧のようなビックまいたけに遭遇。
 記録的な大物をゲットした喜びと、なぜ ”役員帽子” をしてこなかったのか と言う後悔の気持ちが入り混じっている1ショット。
ヌケオチ君、あなたを課長に命ずる。
乾しシイタケを作るのは難しい。  でも洗濯物干しはグー!
 私が勤めている会社は、職制によって、作業帽子が変わります。

例えば、一般社員は普通の青い帽子。主任になると黒い線が1本入ります。係長は黒い線が2本、課長になると3本になり、工場長以上 役員クラスになると太い黒線が1本になります。
 平日、一番小さい歯車の私は、普通の青い帽子をかぶり、クルクル クルクルと廻りつづけています。

 しかし  山に入ったら、そこは私の天下。    1週間のストレス発散の場所。
いつもホームグランドでは  ”自分が1番エライんだ!”  と言う気持ちで、きのこ採りをしております。

私の車には、一通りの帽子が用意されていて、山に向かう時に、”今日はナラタケがメインだから普通帽子でいいや” とか、”なんとなく今日はマイタケに当りそうだから、課長帽子にしよう” 等と、オシャレ好きの私は、その日の気分によって変化を楽しんでいます。

 しかし、自分の思う通りにならないのが  ”自然” 。   改めて、きのこ採りの奥深さを感じます。

職制の巻

パフォーマンス編