先ほどコーラの様な物はペットボトルに灯油を入れた物です。 上の先輩が何かで知ったらしく、カメムシを灯油の中に入れるとすぐに死んでしまうとの事。
でも、山小屋の中には何百匹も居るわけだから、十 二十 取ったって、”へのつっぱりにもならないよ” と私は思っていました。
が、しかし、外で宴会をしていた約1時間に灯油のペットボトルをトイレにただ置いておいたところ、何百匹もいたヘクサムシがほとんどいなくなったではありませんか!! そしてペッボトルの中はヘクサ君が大量に飛び込んでいたのです。
そこから先輩は大喜び、鼻高々、ゲラゲラで・・・ 終いには自分にニックネームも付けてしまいました。 ”へくさ取ーる” と。
その後宴会の話題は ”ヘクサムシ” オンリーとなってしまい・・・
この方法を商品化して一攫千金を狙おうとか、商品名は ”へくさ取ーる” としてお徳用も準備しようとか等々、おバカなおやじトリオは夜中まで笑いつづけました〜〜!
でも問題がひとつ。 そんなに需要があるのかなぁ!!??
例年11月に入るとカメムシは冬眠ために ”隙間” に潜り込みます。
その為に山小屋の中は隙間を求めてカメムシ君たちのごったがい状態になっているのです。
こちら山形ではカメムシの事を ”ヘクサムシ” と呼んでいます。 それは触れたりすると ”へ” をこくから・・・ (わかり易い!)
私的にはヘクサムシが居ようが居まいがあまり気にしない性格なのですが、他の二人は気になる様で必死に取っているのです。
確かにヘクサムシの ”へ” の匂いが手に付いたとすると、洗剤で洗っても匂いは取れないほど強烈だし、鍋物に飛び込まれた日には・・・ 捨てるしかないし、誤って口に入れようものなら・・・・ 何を食べても飲んでも ”へ” 状態になってしまいます。
ヘクサムシは鳥や獣も食べないらしく、この強烈な ”へ” のおかげで無天敵顔で冬眠までしやがる虫なのです。
人間にとって何か一つでも役に立つ事が有れば、諦めもつくのにそんな事は全くありません。 日頃からヘクサムシが寄り付かない、若しくはヘクサムシ専用の殺虫剤があればいいのになぁ、と思ってはいました。
食べるには時期的にギリギリのナラタケ(発生も早いが傷むのも早い)なので早めに食べないと・・・!
しかし、ナラタケはきのこ虫が付いているので、洗って即食べるのは勇希が必要です。
大きな流し台に水を入れ、まずは大きなゴミや採り残しの石付きを取って、一晩水にうるかします。 食べるのは翌日からね!
収穫の量よりも ”山遊び” を目的とした ”きのこ合宿 ’2012”。
予想以上の収穫と、もう1週間早ければ、ナラタケは今回の3倍以上はゲットできたと言うくやしさと、程よい疲労感
そして楽しいキノコ採りを終え、先輩がひとり待つ(先輩はキノコ採りはしない為)山小屋へ帰ってきました。
M,O君はまだ石窯ピザを知らないので、昼食はいつもの様に準備を始めました。
自宅の庭はもちろん、今年は毎週の様に違うグループでピザ焼き&焼き肉をしていた、いとみちです。
そんな私が最近はまっている焼き肉は・・・・
牛の ”スジ肉” です。
普通、スジ肉はシチューとか圧力鍋でコトコト柔らかくなるまで ”煮て食べる肉” と思います。
私もそうだと思っていました。
しかし!・・・
この ”スジ肉” いっぺん焼いて食べてみてください!
もちろん歯ごたえはしっかりありますよ! が、しかし・・・ ”うま〜い!!!”
油身が多いので室内で焼くのは大変かと思いますが、前回も紹介した ”このガスコンロ” だったら煙もあまり出ないし、油がほとんど下に(水が入った油受け)落ちるので、バッチグーです。
なにしろスジ肉はもともと安いし、スーパーの閉店間際では安売りもしているので、め〜〜いっぱい食べられる肉ですよ!
貧乏人の 私レベルの方 には是非おすすめです!
”どうせなら外でしよう!” と言う先輩の掛け声で、本日の宴会は豪邸の中庭で行うことに決定しました。
でもやっぱり、ゆっくり飲むには ”ひとっぷろ” あびたい気分なので、いつもの温泉から帰ってから(あたりは真っ暗)すぐにスタートできる様に準備は必要です。
こう言う事に関してこの3人は非常に ”ケツが軽い” ので、打ち合わせなしでもスムーズに事は運びます。
テーブルはゴトクにドラム缶(半分)を載せ、ベニア板で完成。
野外灯も車のバッテリーでOK!、焼き肉様のガスコンロもボンベもバッチグー!、定番の芋煮も火を付ければすぐに食べられる様にし・・・
温泉に行くぞー!!
と、言っている間に時間はコクコクと過ぎ、暗くなるのも早いです。
きのこ合宿 第一ステージが終わり、第二ステージへ 準備は始まります。