”突き皮” って言う道具らしく、これは昔ながら使っていたとの事。
ログハウスの皮むき(ピ−リング)と言えば ”ピーリングナイフ” と言うものを使います。
下の ”ピーリングナイフ” は引いて皮をむきますが、”突き皮” は押して(突いて)使います。
見た目、ピーリングナイフの方が絶対にむき易いと思っていましたが、実際作業をしてみて、突き皮に軍配が上がると思います。
それは、突き皮の方が柄が長いのでむく範囲が広いと言う事と、長い時間作業をしていると疲れ具合が違うはずだからです。
だって、押す力と引く力だったら圧倒的に前者の方が強いんですから!
ウエイトトレーニングをしているので、その事は身体が知っていますよ。
さてと、本日私の大切な仕事がこれです。
先日の杉の皮むきも大切ですがこの作業も大事なんです。
数年前に山から採ってきたブナの苗木を、自宅に持ち帰り鉢植えにしてある程度大きくしたものを、この間植林したのです。
しかし、折角ここまで大きくしたブナなのに、じいさんに草といっしょに刈られてしまっては元も子もありません。
そこで年寄りでもすぐに見分けがつくピンクのリボンをつけて、ブナを守ろうってことなんです。
夫婦ふたりして暇だったので、じいさんを誘って山小屋に行って来ました。
一番の目的は先日紹介した杉の木の皮むきです。
表面だけ皮をむいて平らな所に移動しただけだったので、今日はそのつづきです。
今頃山でははシオデやワラビが採れるので、内のかあちゃんは山を散策したり、まわりの木々を眺めたり・・・ のリフレッシュです。
じいさんは常にジーっとしていられない人なので、到着するとすぐに草刈りの準備をはじめました。
あっ ごめん。 そう言えば俺、まだピーリングナイフって言うヤツ使った事なかったんだっけ。
それでも、日本古来の物は、洋物よりも勝っていると確信してますよ!俺は。
その頃じいさんは池に浮いている ”宝の島”? の草刈り中〜。
いつも草刈りは山小屋に泊まった時の朝仕事なのです。
お日様と共に起きて約2時間やります。 それでも面積が広いので3日間かかるそうです。
その作業を春と夏の2回していますが、なかなか大変なんですよ。
始めてここの場所に来た人は、”池のまわりに花が咲いていてきれいだなぁ” くらいにしか思わないと思いますけど、こうして汗を流して管理しているのです。
偉い!!
こちらははじめから山小屋付近に植えていたブナ君達。
鉢植えとは違って毎日水も与えられなかった為、成長は遅いけれど強く生きています。 20〜30本ぐらいあるかなぁ。
お前達ももうじき別々に独立させてやるからな!