2004年8月28日

 二日連続のトビタケ採り、収穫も今までで最高だったし(2日で58Kg)、ちょっと大変ではありましたがとても充実した日々を送る事ができました。

自然に感謝、師匠に感謝です。

                       キノコ採り最高!!
帰りのスタートラインに立つ私。 がんばるぞ〜
 昼ごはんを食べたらそろそろ帰りの準備です。 いくら帰りは下りと言っても背中に背負っている荷物が増えたわけですからそう簡単には車まではもどれません。
山の中から山岳道路にもどり、ズックに履き替えスタートです。
この日は数日前よりも割と涼しく感じましたがそれでも8月12日です、暑い!
汗をびっしょりかきながらテクテクと歩き始めました。
途中木陰に入ると涼しい風が吹いてきてなんとも気持ちがよかった〜。
10回ほど休憩をとってきましたが、くたびれを隠せない様子の師匠。(往復7時間も歩いたんですから当たり前か)
やっぱ、70歳を過ぎれば体力も衰えてくるものですな。

体力がなくなり老いた親を見ればだれでも可愛そうに思うのが普通ですが、腰を下ろして休んでいるおやじを見て ”やっと勝ったな!!”と笑みをこぼす親不孝者は私くらいでしょうね。

ところで
下のように私はリュックを使わず、帯で背負っていますがなぜだかわかりますか!?リュックの方が背負い易いと思うでしょう?
ところが、軽い荷物はリュックの方が良いのですが重い荷物や長時間背負う場合はこの方がず〜っと楽なんです。
それは、リュックは肩で背負いますが下のスタイルは腰を曲げて荷物を腰に載せる感覚で背負うからなのです。
昔の人の知恵はすばらしい!
もちろん帯ですから肩にぐいっと食い込みはしますが ”たかが20〜30Kgの荷物ぐらいで弱音ははいていられん!”と言う感じですね。
 腹もなんとなくへってきた昼時、数メートル先に木のてっぺんが枯れかけているブナを発見。
藪をかき分け木の根元を見てみると、 ”やっぱり!!” 
木の根元に5株、約2メートル離れたところに3株、合計8株で約10Kgのヒットでした。
写真撮影の為まわりの柴やツルを刈ってから、カシャカシャカシャ。

そして昼食タイム。
最近、セブンイレブンの ”赤飯のおにぎり” にはまっています。
”バカのひとつおぼえ” のように赤飯のおにぎりを買い占めて(前日から予約するときもある)持って来る師匠。
昨年あまり食べたくないと思いつつ、すすめられてひとつ食べたらそれがかなりうまいではあーりませんか!
今では子供も含めて家族全員が ”赤飯のおにぎり” が大好きです。(セブンイレブンでないとダメ)
採る前にキノコの傍で、親子仲良く昼食タイム
 おっ! あるじゃないの。 ここにもあっちにも。

最初ここの山は発生が少し遅いのかなぁと思いつつ、時期的には今日がベストでしたね。
花が咲いた様にきれいです
 とは言っても、欲がひじょ〜に深いこの親子は、ここであきらめてさっさっと帰って行くわけはありません!!
疲れなんか忘れてひたすらトビダケを探しまわりました。

                                すると
あと2〜3日後だったら立派なカブに成長したのに・・・
立ち木なのになぜか毎回発生量が減っている
 まずは本日いちばん期待をかけていたブナの木を探してみて見ると・・・

おっとどっこい! まだ幼菌。

来る日が2〜3日早いじゃねーの。

こんなに苦労して、この木だけを目的にやって来たのに・・・
そして歩き始めてから3時間半後、やっと道路の最終地点までたどり着くことができました。  ふー

でもこれで終わったのではなく、これからがキノコ採りの始まりなのです。
靴をズックからスパイク付き地下足袋に履き替え、今度は山の中へ入って行きました。







こんな感じの山を奥へ奥へと登って行きました
 朝5時スタート。
この道は地元の営林署が管理しているのですが、7〜8年前も土砂崩れがあり、昨年やっと復旧工事が終わって最終地点まで通行可能になったばかりなのにご覧の通りです。

道がこんなにもえぐり取られたり石や岩がゴロゴロころがっていますが、どれほどの水の量が流れればこれくらいの状態なるわけ!!??     
考えただけで ゾっ としました。
車が通れるジャリ道が川に化し、こんな状態に・・・
右側から石や岩がゴロゴロと崩れ道路をふさいでいる
スタートしてすぐに土砂崩れのあと
進入禁止のテープがスタートライン!
 トビタケ採り連続2日目。

ここは2年前に紹介した場所(トンビマイタケNO,2)です。
前回、山岳道路は通行止めの為バイク持参で目的地まで登って行きましたが、今回はバイクでも無理との情報があったので(7月の中旬、山形県のこの付近は大雨で土砂崩れが多発)歩いて登って行くことにしました。

歩いて登ると行っても駐車した所から山岳道路の終点までは16Kmもあるのです。時間は相当かかるはずなので決断するまでにちょっと考えました。
が、トビタケの発生にこんなにロケーションが良い年はめったにないので挑戦することにしました。


トンビマイタケ No,2  (8月12日)